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- 水流 -

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 なんとか息を潜めることができる場所を見つけ、安心したのか其処で夢を見た。浮かぶのは、そう、愛に飢えていた頃の二人。盲目になりながらも真の愛を見つけようと踠き、結局は磁石のように離れることが出来ないと悟り互いのこころの中心に戻ってくる。あなたのその激しく波打つ心臓から送り出される血液を、俺は泳いでいた。あんなにも良い心持ちがした瞬間は、これまでもこれからも無い。それと同時に、確かに堕ちていくのが分かった。愛とはここまで人を変えるのか、既に限界まで堕落しきっていたと感じていたが。もっと深くまで。未知なる世界へ。あゝ気持ち良い。此処で目が覚めた。

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